- 最近お金使い過ぎた…
- 同じ20代と比べて自分がどれほど浪費しているのか知りたい…
- 自由に使えるお金なんて全然残らないんだけど…
といった悩みを抱えている20代は多くいます。
20代が月に使う出費の平均値は単身世帯(1人暮らし)の場合で133,482円です。
※出典:【2022年1~3月期】家計調査 家計収支編 単身世帯
しかし、これらの出費は固定費を削減するなどの工夫によって月に使う出費を半分ほどに減らすことが可能です。
私は月6~7万円程度です!
この記事では、20代が月に使う出費と自由に使えるお金を調査しました。この記事を読むことで自分が他の20代と比べてどの程度出費をしているのかを把握した上で、賢く出費を抑えるコツが分かります。
20代の生活費(1人暮らしと仮定)
総務省が行った「【2022年1~3月期】家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、20代の月の生活費は、133,482円になっています。
食費 | 33,704円 |
住居費 | 26,823円 |
水道・光熱費 | 8,237円 |
家具・家事用品 | 3,983円 |
被服及び履物 | 5,030円 |
保健医療費 | 3,826円 |
交通・通信費 | 16,285円 |
教養・娯楽費 | 17,597円 |
その他の消費支出 | 17,997円 |
合計 | 133,482円 |
※出典:【2022年1~3月期】家計調査 家計収支編 単身世帯
人によりますが手取りが16万円の場合、残り自由に使えるお金は『26,518円』になります。
SMBCグループが行った「20代の金銭感覚についての意識調査2022」によると、
毎月使えるお金が1万円以下の20代が25.3%と一番割合が大きくなっていることから、実際の意識としては1万円以下であることが考えられます。
ハナシカ(ブログ主)の場合
私の場合、月の平均額は6~7万円になっています。直近の生活費を公開します。(20代、男性、実家暮らし)
生活費(実家へ入金) | 20,000円 |
食費 | 3,598円 |
ガソリン代 | 9,000円 |
通信費 | 9,760円 |
娯楽費 | 10,390円 |
雑費 | 6,723円 |
交通費 | 1,600円 |
合計 | 61,071円 |
私の場合、1人暮らしではなく実家暮らしのため、住居費・水道光熱費・食費がかからない計算です。
実家暮らしってこんなに違うの!?
1人暮らしの頃とは2倍ぐらい違います!
これでも、厳しく節約しているつもりは全くなく、週に1度は外食していますし、週2回サウナに行ってリラックスしています。
月の出費を減らす方法
20代が月の出費を減らす方法は主に以下の通りです。
- 住まいを見直す
- 食費を見直す
- コンビニ通いをやめる
- サブスクリプションを見直す
住まいを見直す
生活費の中でも最も割合の大きい費用が「家賃」です。地方と都心によって家賃は大きく変わります。
特に都心の場合は、月7万円~が当たり前のため、手痛い出費になります。この出費を抑えるためには究極的には『実家暮らし』が最強です。
- 家賃
- 水道光熱費
- 食費
- 家具/日用品
もちろん、生活費として両親に数万円支払う可能性もあるかとは思いますが、それを差し引いてもお釣りがくるのが実家暮らしです。
実家暮らしって「甘え」じゃないの?
家事分担すれば、甘えじゃない!「シェア」だ!
※考え方は人それぞれです。
出費を抑えたいのなら、家賃を家族と「シェア」する気持ちで実家暮らしを選択するのが賢い選択です。
とはいえ、1人暮らしをしている方と思いますので、家賃はどうしようもない場合もあります。
自分の身の丈に合わない部屋を借りているなら、家賃を見直しても良いかもしれませんが、無理は禁物です。
無理をして部屋を変えると生活満足度が下がり、ストレスが溜まるため、難しい場合は別の方法で考えましょう。
食費を見直す
1人暮らしの場合、当たり前ですがご飯は誰も準備してくれません。
自分で準備しなくてはならないため「何を食べるか」「いつ食べるか」「何食食べるか」「誰と食べるか」も自分次第です。
だからこそ、食費、特に食生活には気を付けなければなりません。
- 1日3食全て外食
- スーパーでは「食べたいもの」優先でカゴに入れる
- 「行きたい時」にスーパーに行く
- 思いつきで作る料理と買う食材を決める
- 誘われた飲みや食事は断らない
鶏肉と牛肉と挽肉とウインナーと…
それ、本当に全部使うの?
- 1か月に行く買い物の回数を考える
- 食のレパートリーを自分の中で決めておく
- 不必要な飲みや食事には行かない
1か月に行く買い物の回数を考える
当然ですが、冷蔵庫に食べる物がなくなるたびにスーパーに行っていたら買い物の回数も増え食費も増えてしまいます。
「絶対に月に〇回しか行かない!」と決める必要はありませんが、まずは自身がどれくらいの頻度で買い物に行くことが多いか把握するところから始めましょう。
また買い物をするときは、買うものをブロックごとで考えることがオススメです。
例えばスーパーは野菜ゾーン、お肉ゾーン、お菓子ゾーン、日用品ゾーン、飲み物ゾーン等で分かれていますが自分がどこのゾーンで何を買うことが多いかを把握しておくと、余計なものを買わずに済みます。
食のレパートリーを自分の中で決めておくこと
できることなら専業主婦のように献立を決めておいて、週単位で使う食材を考えておくことが理想です。
しかし、1人暮らしかつ「勉強しながら」「働きながら」では、そこまで管理できないのが現実です。
そこで、自分の中で3つの区分で食のレパートリーを考えておくのが、ストレスなく楽ちん&食費がかかりづらいです。
- 多少手間がかかっても食べたい物:カレー、グラタン、揚げ物など
- 手軽に作れる料理:野菜炒め、焼き魚、お味噌汁など
- 最高に面倒な時:おにぎり、卵かけご飯、冷凍うどん
特に大事なのは「料理するのが最高に面倒な時」です。1人暮らしをしているとごく頻繁に「料理するの面倒くさ~い…外食で済ませるか…」という気持ちが訪れます。
この度に外食していたら、その分食費もかさみます。そのため、そうなった時の保険としてこれでいっか…と思える武器が必要です。
カップラーメンじゃダメなの?
カップラーメンはコスパが悪いです…
カップラーメンは手軽で美味しいのですが、冷凍うどんと比べるとコスパがかなり悪く、健康にもよろしくないです。
カップラーメン1個当たり:1食150円
冷凍うどん(10個入り) :1食30円(1袋300円)
商品1つとしては、うどんよりカップラーメンの方が安いですが、何食持つかで考えると冷凍うどんの方がはるかにコスパは良いです。
不必要な飲みや食事は断る
いくら人付き合いと言っても1回の外食なら1,000円、飲み会なら3,000~4,000円かかります。
飲み会や食事自体は全く問題ありませんし、むしろ重要だと思います。私が不必要だと考える飲み会や食事の1つの判断基準は「自分が行きたいかどうか」です。
よくも悪くも人は損得勘定で動く生き物です。自分が行きたくない、つまり行っても得になることはないと考えた飲み会/食事はかえってストレスになります。
勿論、行きたくないけど行ってみたら意外と楽しかった…ならいいのですが…
コンビニに立ち寄ることを辞める
知らないうちに食費がかさんでいる原因の1つに「頻繁なコンビニ通い」が挙げられます。朝、仕事に行く前や仕事帰り、ふとした瞬間にコンビニに立ち寄ることはありませんか?
私の兄は、しっかり家計簿をつけています。ですが、月末になると毎月のように「金がない、金がない」と話しています。
その原因がまさに「コンビニ通い」です。彼の場合、毎日タバコを吸うので1箱400円だと仮定して、月12,000円。
タバコと一緒にお菓子やガムなど、場合によっては夜ご飯を買うこともあるので、総合すると月20,000円程度はコンビニに支払っていることになります。
タバコはすぐに止められるものでもないので、仕方ない部分はあるかもしれませんが、毎日のコンビニ通いが大きな出費となっていることは理解すべきです。
サブスクリプションを見直す
意外とやってしまいがちなのが「自分が契約したサブスクを忘れる」ことです。特に現状全く使っていないのに、月額料金だけはしっかり抜き取られていることもあります。
サブスクによっては2,000~4,000円するものもあるため、心当たりがある場合はすぐスマートフォンの「設定」→「自分の名前書いている所」→「サブスクリプション」で確認してみましょう。
節約よりまずは家計管理から
ここまで生活費を削る方法について、紹介してきました。
しかし、生活費を削るよりも根本的に大切なことがあります。それが「家計管理」です。
家計管理ってどういうこと?
自分が何にどれくらいお金を使っているか、または何でどれくらい稼いだか、その活動を記録して管理することです!
ツールで言うと「家計簿をつける」イメージです。
無理な節約は自分の首を絞める
なぜ節約より先に家計管理が必要になるかというと、本当にその節約が必要なのかどうかが分からないからです。
例えば、先ほど紹介した食費の節約を考えたとしましょう。削れる食費はなるべく削り、無駄な飲み会/食事にも行かないようにできた…
そのせいで…
- 空腹が続き、結果的に体調を壊してしまった…
- 本当は行きたかった食事会もあったのに我慢した…
- 食べたいものが食べられず、ストレスが溜まっている…
こういう状況になってしまっては、本末転倒です。
食費を削るなら、「食費に大きな出費がかかっている」と判明してからでないと上記のようなことが起こります。
元々、月に食費は20,000円程度しかかけていなかった人がこれ以上食費を削る必要はないですよね。
むしろ、食費以外の項目に問題がありそうです。 だから先に家計簿を付けたり、お金を使った物やサービスをメモしておいて、「自分が何にどれくらいお金を使う傾向にあるのか」を把握することが大切です。
よ~し!まずは家計簿をつけてみよう!
でも家計簿つけるって実際面倒くさいんですよね…
家計簿をつけるなら専用アプリで時間をかけずに
本音を言うと、家計簿を記録するのは面倒くさいです。特に「ノート」などの紙媒体から家計簿をつけようとすると、私のようなズボラ人間だと絶対に挫折します。
Excel等で管理するのも1つの手ですが、最も楽な管理方法はスマートフォンのアプリを利用することです。
家計簿アプリの中でも最もオススメなのが、「Money Forward ME(マネーフォワード ミー)」です。
「費用項目」で悩まなくていい
家計簿をつけ始めると、この費用は何費?という現象がよくおきます。
例えば、食費の中でも外食なのかスーパーで買い物したのか、朝・昼・夜ごはんのうちどれなのか等、気にする人は費用項目が多くなり迷いがちです。
マネーフォードの場合、アプリ上にほとんどの費用項目が網羅されているため、費用項目で迷う心配がありません。
- 食費
- 日用品
- 趣味・娯楽費
- 交際費
- 交通費
- 衣服・美容
- 健康・医療
- 自動車
- 教養・教育
- 水道・光熱費
- 通信費
- 家賃
- 税・社会保障
- 保険
自動車ジャンルを選択した場合、「ガソリン代」なのか「駐車場代」なのか「車検代」なのか「自動車保険代」なのかも選択できるため、迷いません。
レシート撮影が可能なため、手打ち入力の手間が省ける
家計簿を記録する際、面倒なのがレシートの記録です。何十枚もあるレシートを1枚1枚確認しながら入力するのは正直手間がかかります。
マネーフォワードミーなら、レシートを撮影するだけで登録可能なため、入力作業に労力をかけずに記録が可能です。
1か月間は家計管理に集中しよう
今まで家計管理を全くしてこなかった人は、節約よりもまず1か月間は家計管理に集中しましょう。
自分が何にどれくらいお金を使ったが見えてくることで、節約すべき費用項目も見えてきます。 その項目が分かってからはじめて、何を節約していくかを決めるのが賢い選択です。