会社の上司から「20代のうちは貯金なんてしなくいい！もっと遊べ！」って言われた…
でも老後も心配だし、20代は貯金すべきだよね！
貯金は「しなくてもいい」です！
20代になって働き始め、お給料という形でお金が入るようになると「節約を徹底して貯金をした方がいいのでは？」と不安になることがあると思います。
結論から言うと、「貯金」を目的にすると視野が狭くなり、せっかく様々な挑戦が可能な20代をお金のせいにして逃してしまう可能性があります。
この記事では毎月6万円ほど貯金しながらも、旅行や投資などに取り組む筆者から
- 20代で貯金をしなくてもいい理由
- 20代は貯金の代わりに何をするべきか
- 貯金をしながら自分のためにお金を使う方法
について紹介します。
20代で貯金は「しなくてもいい」
「しなくてもいい」って曖昧じゃない？
「してはならない」と完全に否定しないのは、貯金そのものは大切なことだからです。
ただ、意欲とチャレンジ精神が旺盛な20代のうちは、お金を「貯金」ではなく「経験や学び」に使う方がいいと思うのです。
「貯金」を目的にすることで一番怖いのが「視野が狭くなること」です。
- 今やりたいと思った体験
- 今日から学びたいと思ったこと
- なぜか気になる本
- その日を逃したら二度と会えない人との食事
- 心臓がドキドキと波打つ新しい刺激的な経験
- 仕事以外で充実している趣味や力を入れていることに対する勉強
極端な例を挙げると、上記のような場面に出くわした時、「いやここは我慢して貯金に回そう…」と考えてしまうことこそ、「貯金をすること」が目的になった視野が狭い状態です。
ここで貯金を踏み切る人は
- たった１人しかいない妹の手術代を稼がなきゃいけない人
- 月末までに借金を返さないと海に沈められる人
- 今我慢することで将来的に大きなリターンになると確信している人
だと思います。
貯金の先に大きな目的があるなら良いのですが、漠然としたイメージや不安に駆られて貯金をしてしまうと何のための貯金なのかが不透明になります。
だからこそ、20代のお金の使い方として「貯金」は二番手くらいに抑えておいて、どうやったら自分の身になるお金の使い方ができるか？を考えることをオススメします。
20代でしっかり貯金できる人は一握り
そうは言っても20代で貯金している人って結構聞くよ！？
全体で見たら多額の貯金をしている20代は少ないよ！
金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査2021年」によると、20代（単身世帯）のうち約５割は貯金額100万円以下になっています。
出典：金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2021年」
そのため、20代の２人に１人は「そこまで貯金ができていない」と言えるでしょう。
さきほども言った通り、無理な節約や貯金をするくらいなら、20代のうちは自己投資にお金を使った方が長期的に見ると大きな成果が生まれます。
お金の使い方はメリハリをもって
貯金はしなくてもいい、無理な節約もしなくてもいいとは言いましたが、だからと言って20代なら何にお金を使ってもいいかと言われるとそうではありません。
- 毎日コンビニに行くことが習慣になっている
- 特に根拠はないけど今日はパチンコが当たりそうな気がする
- 知り合いに聞いた投資話に乗ってみたいと思っている
- 周りがみんな持っているから自分もブランド品を身に付けたい
上記の共通点として、「他人任せ」「根拠・仮説がない」「無意識/無自覚」となっていることが考えられます。
お金を使う時は、最初は意識的にでも何のためにこのお金を使うのか？を自分の中で決めてから使うことをオススメします。
言ってしまえばパチンコだって自分のためになるならやってもいいと思います。実際にパチンコパチスロで生計を立てている人もいます。
実は私も大学時代、パチンコパチスロで月5~10万円程度稼いでいました。
「お金を稼ぐことは出来ても自分のためにならない」と気づいてからは辞めてしまいました。
- 週に１度息抜きがしたい時
- 行ったことのない店、場所に刺激を感じる時
- 自分が知らないことを知りたい時
- 投資以上のリターンが返ってくると確信している時
しかし、貯金はしなくてもいいと言いましたが、将来のために余剰資金があるなら貯金はした方がいいです。
貯金は月始めにしよう
結局余ったお金は「貯金」した方がいいんでしょ！？
余ったお金を貯金するのも手ですが、先に決めた額を貯金して、残った額で生活する「天引き」式がオススメです。
賢い貯蓄は、収入が入ったら決まった額を積み立てし、残った額で生活する「天引き」式がオススメ
— ハナシカ@FIRE目指す田舎者 (@inakafire) July 12, 2022
月末まで「貯めておかないと…」と考えるプレッシャーと手間が省けるし、ないものと考えた方が気が楽になる
最初は不安だと思うから、家計簿つけて自分のお金周りを正しく把握している必要がある
さらに言うと、貯金と言っても銀行預金ではなく「つみたてNISA」などの投資信託に積み立て投資することをオススメします。
なぜなら銀行預金の年金利は0.001%だからです。
銀行に１年預けても1,001円にしかなりません。確かに増えもしない、減りもしないのはリスクがなく安全に思えるかもしれません。
しかし、物価が上がり続けている日本においては、１円の価値自体も下がり続けています。
■銀行預金が安全と言い切れない理由
— ハナシカ@FIRE目指す田舎者 (@inakafire) July 30, 2022
〇ラーメン１杯の値段
60年前：「383円」→今「594円」
400円で食べられた物が600円出さないと今は食べられない
銀行へ預金した金額は変わらない（金利0.001%）
だけど、市場の物価は上昇し続ける
だから銀行に預けたお金の価値は減り続けていることになる
20代は銀行預金にお金を塩漬けしておくより、「つみたてNISA」などの国の投資制度をうまく活用して、資産を長期的に増やすことをオススメします。
「つみたてNISA」って聞いたことあるけど難しそう…
分からないことに目をつむっていたら、いつまで経っても先に進めません！
まずは調べてみることがオススメです。
つみたてNISAを始めるならSBI証券
手数料が安く、口座開設をするならSBI証券がおすすめです。
SBI証券は
- 口座開設数第１位
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- 取り扱い商品が業界最大の約2700本（2022年２月21日）時点
- 手数料無料の投資信託あり
上記の理由から、20代にとって「始めやすい」証券口座になっています。
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20代にとって「貯金」は最重要事項ではありません。
貯金を第１目的にすることで視野が狭まり、本当にやりたいことにまで目をつぶってしまう可能性があります。
そのため、20代は貯金よりも「お金を何に使ったら自分に人生が充実しそうか」を考えた方が有意義な20代を過ごせるかと思います。
