- 最近インデックス投資って人気らしいけど…
- FIREは一発当てた人じゃないと達成不可能だよ…
- コツコツ積み立てるだけじゃFIREなんて難しいだろう…
など、インデックス投資に注目が集まりつつも上記のような疑問を抱えているのではないでしょうか。
インデックス投資だけでFIREできたらみんなやってるはず!
インデックス投資は「長期」が基本!実はそれができない人が多くいます!
- 現在20代前半
- インデックス投資歴3年
- インデックス投資による年利は15%程度(2022年6月時点)
- 運用金額4,800万円でFIREが目標
この記事では、インデックス投資だけでFIREは可能なのかをシミュレーションしつつ、他の投資選択肢との違いやインデックス投資に関する基礎知識について紹介します。
そもそもインデックス投資とは?
市場の値動きを示す指数(インデックス)に連動することを目指した複数の銘柄に分散可能な投資方法。日本なら日経平均株価、米国ならNYダウやS&P500など…
そもそもFIREとは?
Financial Independence(経済的自立)
Retire Early(早期リタイア)
インデックス投資だけでFIREは可能
結論から言うと、インデックス投資だけでFIREは十分達成可能です!
ただし、
- 数年~数十年の長期投資が前提
- より早くFIREしたいなら「入金力」必須
という条件付きです。
FIREに必要な金額は3,000万円
FIREには最低3,000万円が必要です。これは投資による利益だけで生活する場合、月10万円で生活する際に必要な資産額です。
上記のように計算した基準として、FIREには4%ルールという目安があります。
年間支出の25倍の資産を築けば、年4%の利回りだけで資産を維持したまま生活できるようになるという考え方。
3,000万円×0,04(4%)=年間120万円(月10万円の生活費)
年利回り4%で運用できれば、3,000万円という資産を切り崩すことなく、投資利益だけで生活することができます(月10万円の生活費)。
言い換えれば、理論上は月10万円のみで生活するなら3,000万円の資金があればFIREが可能になります。
今回は3,000万円と仮定しましたが、当然いつ、どれくらいの資金で、FIRE後は月いくらで生活したいかで目標金額は変わります。
3,000万円を積み立てるには?
仮に3,000万円をインデックス投資によって達成するためには、月いくら積み立てる必要があり、達成までに何年かかるのでしょうか。
今回は年利回りを4%と仮定し、
- 10年積み立てでFIREしたい
- 20年積み立てでFIREしたい
- 30年積み立てでFIREしたい
の3つの選択肢でシミュレーションしてみましょう。30年積み立てしたら、嫌でも年金生活になりそうなのでFIREできるかもしれません(笑)
①10年積み立てでFIRE
上記でシミュレーションした場合、月々の積み立ては「18万円」必要になります。
※投資期間10年、年利回り4%、目標金額3,000万円で設定
②20年積み立てでFIRE
上記でシミュレーションした場合、月々の積み立ては「7万円」必要になります。
※投資期間20年、年利回り4%、目標金額3,000万円で設定
③30年で積み立てでFIRE
上記でシミュレーションした場合、月々の積み立ては「3.5万円」必要になります。
※投資期間20年、年利回り4%、目標金額3,000万円で設定
え?僕の月の手取り18万円なんですけど、現実味なくないですか?
インデックス投資は「入金力」必須の投資方法です!だからこそ、会社からの給料以外にも副業などの稼ぎは重要です!
そう考えると、インデックス投資『のみ』の裏側には入金力という大きな壁が立ちはだかることになります。
他の投資の方がFIREしやすいのでは?
もっと早くFIREしたい!
「入金力」必須で、長期保有前提のインデックス投資より、もって年利回りが良くて短期で資産を増やす投資方法はないの!?
インデックス投資の年利回りはよくて5~7%。正直、年利回りだけで考えるなら個別株投資やアクティブファンドへの投資の方が良い成績を残す年もあるかもしれません。
「あなたが投資のプロ」ならば…
インデックス投資の年利回りは高くて5~7%です。年のはじめに100万円投資できたら5~7万円しか増えない計算になります。
これがアクティブファンドの場合、市場の状況によっては年利回り15~20%を狙える銘柄も出てくる可能性があります。
VS アクティブファンド
インデックスファンド | アクティブファンド | |
管理費用(手数料) | 年0.09~0.1% | 年1.5~1.7% |
年利回り | 年5~7% | 年15~20% |
インデックス投資はアクティブファンドに比べて、ローコストで市場の平均利回りが狙えるという特徴があります。
対してアクティブファンドは、手数料が高いかわりに期待できる年利回りも高くなるという特徴があります。
どちらにもメリット・デメリットはありますが、やはり投資初心者でこれからFIREを目指そうという人にはインデックス投資をオススメします。
- アクティブファンドに比べて値動きが緩やかなため、焦らずコツコツ積み立てられる
- ローコストで安定的な利回りが狙える
- アクティブファンドに比べて銘柄数が多数あるわけではないので選びやすい
アクティブファンドは特定のテーマに焦点を充てた銘柄を集めて集中的な投資をしている可能性も高いです。
自分の中で特にこだわりが無ければ最初のうちは、分散しつつ安定的なリターンが見込めるインデックスファンドの方が良いでしょう。
VS 個別株投資
例えば「任天堂」や「トヨタ自動車」など特定の銘柄を購入し、自由な選択肢の元で投資していく「個別株投資」とインデックス投資を比べた場合はどうでしょうか。
個別株投資の場合は、それこそ自分の好きな企業や応援したい企業に投資が可能です。これはどの銘柄を選べばよいか分からない投資初心者にとってはハードルが高いです。
インデックスファンド | 個別株投資 | |
銘柄選び | 専門家が分散投資して選択 | 自分で自由に選ぶ |
リターン | 年5~7% | 自分の実力、目利き次第 |
もちろん、リスク承知で高いリターンを得ることができる可能性もありますが特に根拠もなくお金を注ぎ込むのは投資ではなく投機(ギャンブル性が高い)になるため注意が必要です。
とはいえ、最近では高配当株に投資することによって定期的に利益を得る投資家も増えているため、今後の投資スタイルとして検討する余地は十分にあります。
インデックスでもアクティブの場合でも、投資信託(ファンド)から配当金が出ることはないため、定期的に投資した企業から利益を出す実感を味わいたい人には良い投資方法かもしれません。
VS FX
FXはよく聞く投資方法の1つなのではないでしょうか。FXは「外国為替取引」による価格変動に着目して取引する投資です。
例えば、1ドルは120円の時もあれば、121円になったりします。この差益を狙うのがFXという投資方法です。
ただFXは預けた金額の何倍もの通貨を買いつけられてしまうため、プラスになれば大きなリターンが得られますが、マイナスになれば大きな損失に繋がります。
そういった意味では投資資金がゼロになることもあり得るので、アクティブファンドや個別株投資よりはるかにリスクの高い投資方法になります。
インデックス投資は「待つ」ゲーム
やっぱりインデックス投資が良いという結論?
その通り!なぜインデックス投資がいいかと言うと、市場の動きや値動きを細かくチェックしなくても安定的な利益が確保できる所が魅力だからです。
- 今働いていて仕事以外の時間をほとんど取れない
- 株や市場の動きをチェックする時間がない
- 将来お金に困ることなく、安定した暮らしをしていきたい
と考えている人の方が多いと思います。そのため、知識と情報収集力が乏しく、時間が取りにくい人はまずFIREの第1歩として、インデックスファンド投資で良いと思います。
インデックス投資の積み立ても投資のお勉強も「コツコツ」積み上げることでFIRE達成に向けて頑張りましょう。
おすすめインデックスファンド
インデックスファンドって種類がたくさんあるんじゃないの!?
どれを選べばいいか分からない!
特にこだわりがないのであれば、「全世界株式」か「S&P500」をオススメします!
上記2点は主に米国株式を中心としたポートフォリオで組まれているファンドです!
- 国内株式(日経225、TOPIXなど)
- 国内債券
- 先進国株式/国債券
- 新興国株式/国債券
- バランス型
- 米国株式(S&P500、NYダウなど)
- 外国株式(全世界株式)
インデックスファンドはたくさんの種類があるので、初めて見る人からすれば、迷うこともあるかもしれません。
しかし、ファンドは基本的に「個別株の詰め合わせセット」です。インデックスファンドは
- 袋の中にはどんな商品(個別株)が入っているのか?
- 年利回りがどれほど期待できそうか?
- 管理手数料はどの程度かかるのか?
の3点を考えればOKです。その上で、なぜ私が「米国株式」を中心とした全世界株式とS&P500をオススメするのか。
- GAFAMをはじめとした世界的な企業が組み込まれている
- 米国株は通信技術が発達し始めた2010年あたりからの急成長が凄い
- 平均年利回りが5~7%と高い
インデックス投資ならSBI証券
インデックス投資はどこで始めるのがおすすめ?
インデックス投資はSBI証券がオススメです!
- SBI証券のインデックス投資における買付手数料は無料
- クレカ積立でポイントが貯まる
- 使いやすい管理画面
- 口座開設数第1位
インデックス投資と言っても、これからインデックス投資を始めるという場合は「つみたてNISA」から始めることをオススメします。
つみたてNISAはインデックス投資を始めとした投資信託に積み立てできる他、何より投資で得られた利益が最大800万円(年40万上限×20年)まで非課税(通常は20.315%)になります。
まとめ
FIREはインデックス投資だけで達成可能です。しかしFIREを達成するには「入金力」と「長期保有」が前提になります。
より早くFIREするためには月数十万円の積み立ても必要になるので、背景には確かな収入と忍耐力が必要になります。
その意味では、投資はインデックスファンドのみ、別で本業以外にも大きな稼ぎ柱が必要になってきます。
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券