大学を除籍になるかもしれないお話。

※この記事は2018年3月23日に除籍になるかもしれない極限状態の時に、書いた記事を一部リメイクして再現した記事です。

ハナシカ

当時書いた言葉をほぼそのまま残しています!

みなさん大学を除籍になるという意味はご存知でしょうか。

除籍とは「大学に入ったことすら、存在しなかったことにされる」ということです。

頑張って受験勉強をして大学に合格しても、除籍になれば「君は大学に合格していない」と言われていることと同じです。

いわゆる大学追放&そんな奴いませんでしたよ?(すっとぼけ)の状態になるということです。  

さて、そんな『除籍になる』という最大のピンチに私は直面してしまいました。(2018年3月当時大学1年の冬…)

あと10日間で50万円用意できなければ『除籍』

この記事は2018年3月23日に書きました。私は2018年3月30日までに授業料53万8000円を支払えなければ、大学をやめざるをえないという状況に立ちました。

もし払えなければ、私は大学をやめ(させられ)、無職or今から働ける就職先を探す必要があります。こんなに早い段階で就職活動をするとは思っていませんでしたが(笑)

※当時大学1年生の冬の出来事です。

しかし、この記事を書く理由は同情して欲しいというわけではありません。

もし今でも、これからでも、私以外に、授業料が払えないことで除籍になってしまうピンチを抱えた学生さんがいた際にこの記事を見て欲しい。

そして少しでも元気を出し、あきらめずにどうにかする方法を模索して欲しいという気持ちと私の今の複雑な気持ちや状況・体験がこれからの自身の人生においてきっと役に立つと思うので、何か言葉にして残しておかなくてはと思ったからです。

除籍と宣告されるまでの道のりとこれから

私が除籍になるまで追い込まれてしまったのは私自身の責任以外の何物でもありません。

両親

授業料とか生活費は何とかするから。

当時の私

まあ何とかしてくれるならいっか~!

親の「なんとかなる」に甘え、「なんとかしてくれるのだろう」と考えてしまったことが今回の大きなピンチを招いてしまいました。

要するに親に甘えていたんですね。

私がもっと早い段階で親と経済的な状況を話し合い「授業料が払えない」という言葉をもっと早く聞くべきだった。入学当初からこのような話し合いをしていれば、入学してすぐにバイト等をして、一年で50万貯めることは可能だったはずです。

今回を時系列でまとめると…
  1. 大学入学後、授業料含め生活費等の管理は親に任せていた
    ※奨学金も借りていたが両親に預けていた
  2. 授業料納入日は3月31日締め切り。の10日間前に両親から「払えない」と連絡がくる。
  3. 半分諦めつつ、この記事を執筆中(←今ここ)

しかしこうなってしまったからには、もう後悔しても仕方がありません。

私にできることは

  • 大学の先生に相談すること
  • ネットの支援金掲示板に投稿すること
  • ブログを書くことで二度と私のような状況に陥る人を作らない
  • この体験を絶対に忘れない 

ということです(全てやりました)。

追伸

大学の先生には上記をご指摘いただきました。ごもっともです。

  • もう大人なんだから家計管理は自分で行うこと
  • 授業料免除や奨学金などの制度等も自分で調べて行動すること
  • もっと早めに相談すること

また大学の制度で生活困難者に一時的に10万円を貸すことができる制度があることを教えて頂き、申請までお手伝い頂きました。本当にありがとうございました。(ここで書いても伝わらないけど…)

除籍になる危機に立った時は…

「授業料が払えないかもしれない」と言われたのは、2018年3月20日・・・授業料納入日まであと10日間です。

私がこの状況に立たされて、痛感したのは親に全て任せていたことです。

もし、まだ授業料納入日まで時間がある方で親御さんと家庭の経済的な状況を一度も親御さんと話し合ったことがない方がいたら要注意です。

「授業料が払えないかもしれない」と言われた当日、私は親とみっちり話し合いました。

当時の私

こんな経済状況だって知らなかった…

両親

今まで子供に心配をかけさせまいとなんとかなると言ってきた。

それが親として当然だと思っていた。だけど今思えば、もっとあなたに経済的につらい状況であることを早く伝えておくべきだった。

学生のお子さんをお持ちの親御さんに伝えたいことですが、もし本当に授業料が払えないという状況に陥った場合、本当に困るのはあなただけではなく、お子さんも困ってしまうということです。

本当にお子さんのことを考えるのであれば「子供に心配をかけさせるのは親として失格」など、変な固定観念は捨て、早い段階で経済的に厳しいものは厳しいとお子さんにきちんと説明してあげることが重要であると私は思います。

お子さんもいつまでも自分の思っているような子供のままではありません。自分で自分の危険を管理し、自分の頭でどうすればいいのか考えるはずです。むしろそうさせた方が、自分のことを自分の頭で考える立派な人物になれるのではないかと私は思います。

(私はこのような状況に立って、始めて自分に危機感を覚えましたが…)

親が早く言ってくれなかったのが悪いという風な書き方をしてしまいましたが、この状況はあくまでも私が起こしてしまった状況です。

自分が親に甘えに甘えた結果がこのような結果を招いてしまったのです。

私はこの体験を通して『自分で管理できる最低限のことは自分で何とかしなければならない』のだと思いました。いつのまにか「親に払ってもらって当たり前なんだ」と思っていた自分が怖くなりました。

最後に

結果的に除籍になろうが、来年また大学に行けるようになろうが、この経験は絶対に忘れません。

最後にこれだけ言っておきたいのですが、もし除籍になった場合、私と大学で関わってくれた方には本当に申し訳ないなと思っています。

この場を借りて申し上げます。このような事態になってしまい申し訳ありませんでした。「これから頑張って一緒に作り上げよう!」とか「応援してるよ!」とおっしゃってくださっている方にはお見せする顔もありません。

ですが、私、決してあきらめたわけではございません。残り一週間なんとか50万円集めて、来年も大学に通うつもりです。

この後(追伸)…

ハナシカ

この後どうなったの?大学辞めちゃったの?

ハナシカ

結果的になんとかなり、無事大学も卒業できました。

残り10日間でこの記事をFacebookに投稿したところ、たくさんの方から「支援したい」とご連絡を頂きました。

結果的には当時私が所属していた学生団体のメンターをしている社会人の方から「学生団体への融資」という形でお借りし、大学卒業までに完済しました。

この出来事から学んだこと

ハナシカ

この一件から私の「お金に対する意識」改革が始まりました。

出来事前の私
  • 家計のことは人任せ(まぁなんとかなるだろ)
  • 誰かが「何とかしてくれるだろう」思考
  • 人のせい、時代のせい、社会のせいが当たり前
  • 親に甘え切ったハチミツ野郎
  • 家計管理の「か」の字も頭にない
  • 月にいくらお金を使ったか分からない
出来事後の私
  • 家計のことは自分で管理(自分で何とかする)
  • まずは「自分でやってみる」思考
  • いい意味で自分の責任(自分に責任がなかったかを確認する)
  • 親とは家計をしっかり切り分けるメリハリ男子
  • 家計簿や資産形成も勉強し始め家計管理の「か」の字を知る
  • 月の収入/出費は徹底管理、先取り貯蓄で投資も

おそらくこの一件がなければ、上記のような意識改革は出来なかったと思います。また「経済的自立」をめざして、このサイトを立ち上げることもなかったと思います。

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