- ・20代の家計簿の実態が知りたい…
- ・20代の家計簿はどんな風につけたらいい?
- ・1人暮らしと実家暮らしの違いを知りたい…
この記事では20代の1人暮らし/実家暮らしの平均生活費を割り出しつつ、20代が家計簿をつけるために必要な基本的なノウハウを紹介します。
筆者のプロフィール
・20代前半男性
・現在1人暮らし(実家暮らしの経験もあり)
・家計簿歴2年
・家計簿つけ始め借金50万円→現在の資産+200万円
事前に読んでおきたい
20代のリアルな生活費(1人暮らし)
食費 | 20,000円 |
ガス代 | 4,000円 |
通信費 | 6,000円 |
サブスク代 | 4,500円 |
雑費 | 2,4000円 |
娯楽費 | 3,5000円 |
水道代 | 700円 |
電気代 | 1,500円 |
家賃(都内在住) | 48,000円 |
合計 | 143,700円 |
食費
個人的な外食も食費として計算しており、月20,000円程度になっています。
スーパーに買い物に行く際には事前に料理したいものを決めておき、買い込まないようにしています。自炊は本当に簡単なものを週1~2程度気が向いたら作ります。
また会社での昼食は基本的にお弁当(といってもお茶漬けやパンなどの軽食)を持っていくので平日の昼食費用はほとんどかかっていません。
私の食費の味方になっているのが「BASE FOOD」という完全栄養食といわれるパンです。
月額3,500円程度で20個のパンが届けられます。 1食175円程度とコスパが良く、腹持ちし、その上基本的な栄養も取れるので助かっています。保存期間も1か月持ちます。
作るのが面倒な日や小腹が空いた時には最高ですよ!
また、東京都内は外食するにも高過ぎるものばかりだと思っていましたが、場所を選べば600~800円台で食べられる所も多くあり驚きました。
地方に住んでいた時には偏見の目で「都会は食費が高くつく」と考えていましたが、決してそんなことはありませんでした。
水道光熱費
平日は会社のオフィスにいるため、水道光熱費はそこまでかかりません。
出身が雪国だったため、その際1人暮らしをしていた時は、特に冬の電気代が高くなり月1万円行くこともありました。
これに加え、灯油代がかかることも…
その点だけを考慮すれば、都内の上記料金は安いと感じます。(単に安い会社を選んだだけかもしれませんが…)
通信費/サブスク代
私の場合、まだ格安simに乗り換えておらず、なおかつGBは使い放題にしているため、月6,000円程度の通信費がかかっています。
格安simに乗り換えることでおそらく月3,000円程度には抑えられるのではないかと考えています。
電車の中とか出先でスマホ使っているとGB使ってしまうと思いがちですが、本当は乗り換えてスマホ使いすぎないようにした方がいいんですよね…
サブスク代としてはNetflix、amazon prime、その他フリー画像素材サイトへの課金等でもろもろ4,500円程度かかっています。
雑費
雑費には日用品、amazonで欲しいと思った物、本など種類は様々です。
私の場合、家計簿はExcelでつけていますが雑費はあとで見返した際に何に使ったのか分かるよう備考欄を設けています。
例えば、最近はamazonでスマホを使わない時間帯を強制的に設定する「スマホロックBOX」を購入しました(4,000円程度)。
雑費は幅広くし過ぎると何に使ったのか分からなくなる問題点がありますが、備考欄に書いておけば見返した時に思い出すことができます。
娯楽費
娯楽費35,000円は個人的には少し高めな気がします(笑)
私の場合、サウナが好きなので仕事終わりにサウナに行った後、飲みに行くことが多くあります。あとはこの月は落語を見に行ったりもしたのでこれくらいの出費に…
とはいえ、我慢のし過ぎは嫌なのでメリハリをつけて使う所には使う、抑える所は抑えることを意識しています。
もちろん月末には家計簿を見直し、これは「本当に必要だったか?」と反省することはあります…
家賃
私の場合、都内では比較的家賃は安いはずです。東京都内だと10万円以上家賃がかかる場合もあります。
人口が多い東京では住まいの需要も増えるので、地方に比べ家賃が増えるのは当然と言えば当然ですね。
実は会社から家賃補助を受けているため、家賃は負担になっていません…
20代のリアルな生活費(実家暮らしだった時)
食費 | 4,000円 |
ガス代 | 0円 |
通信費 | 6,000円 |
サブスク代 | 4,500円 |
雑費 | 6,700円 |
娯楽費 | 10,000円 |
水道代 | 0円 |
電気代 | 0円 |
ガソリン代 | 9,000円 |
家賃 | 0円 |
合計 | 60,200円 |
1人暮らしとの違い
1人暮らしとの大きな違いは、毎月の固定費が全くかからなくなることです。
- ・食費かからない
- ・水道光熱費かからない
- ・家賃かからない
これだけで7~8万円の差が生まれるので、正直実家暮らしの方がコスパの良いことは確かです。しかし、1人暮らしには他に代えがたい自由度と充実感があります。
1人暮らしの場合は家賃が大きな固定費となるので、部屋を選ぶ際には最低限の条件(駅から徒歩〇分、広さ、ユニットバスOK等)を決めると良いでしょう。
20代の家計簿キホン
この記事を見ているということは、例えば以下のような悩みを抱えていませんか。
- ・他の20代の生活費が気になっている
- ・お金が中々貯まらず、どうしたら良いか分からない
- ・家計簿を始めた方が良いと分かっているが続けられる気がしない
私自身も家計簿をつける前は月末にいくら使っているかは把握できませんでした。
楽に家計簿をつけ始められるようになってからは毎月黒字を達成できるようになり、貯金も徐々に増え始めました。
20代(主に1人暮らしを想定)がこれから家計簿を始める際の基礎を紹介します。
ここでは基本的なポイントしか整理しないので、より詳しく、さらに家計簿のテンプレまで見たい方は下記の記事を参考にすることをオススメします。
- 細かく計算し過ぎない
- 最初から支出を抑え込もうとしない
- 家計簿には時間をかけない
- +α 貯金は「○○式」にする
①細かく計算し過ぎない
家計簿をつけ始めた初期にやってしまいがちなのが、「消費項目を細かくつけ過ぎてしまう」ということです。
特に「これは何費になるんだろう?」と考え始めてしまうと沼にハマってしまい、段々家計簿が嫌になって来るので注意が必要です。
例えば、あなたが「枕」を買ったとしましょう。この場合、枕は何費になると思いますか?
枕だから「日用品」?日用品はトイレットペーパーとかだよな…
じゃあ雑貨か?
…と考える時間が生まれるならそれは「雑費」として処理しましょう!
費用項目が増えれば増えるほど、どの項目にするかも迷う時間が生まれるのでそういう時は雑費にします。
雑費にしたら備考欄に「まくら」と書けば、それだけで思い出すことができます。 家計簿の基本的な項目は以下のように10個以内に抑えるとシンプルで分かりやすいです。
- 食費
- 雑費
- 娯楽費
- 交通費
- 通信費
- 外食費
- ガソリン代
- 水道光熱費
- 借金/ローン返済
- +α
②最初から支出を抑え込もうとしない
とりあえず家計簿をつけ始めた1か月目から大きな成果が出るとは思わないで下さい。 それこそ、家計簿をつけ始めたことによって月に数万円の出費が抑えられることはまずありません。
家計簿の効果が出始めるのは「2か月目」からです!
というのも1か月目はあくまで「自分が何にどれくらい使っているかを把握するため」に家計簿を付け、2か月目からは1か月目の反省を活かして浪費を排除していくことを徹底します。
これを徐々に進めていくことで無駄な出費を抑えられ、貯金できるような余裕が生まれてきます。
③家計簿には時間をかけ過ぎない
お分かりのように家計簿は短期決戦ではなく長期戦です。数日間~1か月程度では目に見える成果があるわけではなく、数か月続けて自分の出費傾向の癖や月平均出費が割り出せます。
そのためには継続的に家計簿をつけ続けることが必要不可欠になります。
でも家計簿つけるのって面倒くさくない?
毎日レシート出して電卓叩いて…
紙と電卓を使った家計簿は時間がかかるのでオススメしません。
家計簿はExcelかスマホアプリでつけて1日1分程度で十分です。
Excelとしては私がいつも利用しているExcelテンプレート
スマホアプリは「Money Forward Me(マネーフォワードミー)」
これらを使って楽に家計簿をつけましょう。
+α 貯金は「天引き式」で
家計簿を数か月間続けられるようになり、大体自分が月にいくらぐらい出費するかが分かるようになってきたら、「天引き式」で貯金を行うことをオススメします。
△これまで
月末に余ったお金を貯金に回す
◎これから
先に貯金する額を決めてしまい、口座から天引きしておき、余ったお金を生活費とする
これにより、毎月一定の額を貯金することができ、月末になるまで「貯金するために切り詰めよう」というストレスもなくなります。
さらに銀行に貯金をしておくだけではもったいないので、「つみたてNISA」などの制度も活用して、『お金を増やす』ことも視野に入れていきたいですね。
20代こそ家計管理の習慣を
よく20代は経験にお金を使え、出し惜しみをするなと言われます。私も基本的には同意です。新しい経験は刺激になり、知識になり、成長に繋がります。
しかし、家計管理はお金を生み出す「経験」であると私は考えます。
下記の記事では、20~50代の会社員のうち、家計簿をつけているのはわずか36.8%程度。
そのうち、さらに1年以上継続して家計簿を続けられているのはきっと数%程度でしょう。
1度の感動的な経験を大きな財産になりますが、継続的な努力によって得られる経験も大きな財産になります。
20代という若いうちから家計管理の習慣を身に付け、お金に強い人間になろう!