- 投資信託って怪しいのでは?
- 始めてみたいけどデメリットも知っておきたい…
- 購入する銘柄/場所の基本ポイントも抑えておきたい…
会社の同僚から「投資信託なんてやめとけ!」って言われました…
何かしら「やめておけ!」と言う理由があるはずです。
その理由と対策をしっかり抑えましょう!
著者プロフィール
・24歳会社員
・投資信託歴2年
・米国株を中心としたインデックスファンドに投資中
・つみたてNISA満額投資中
投資信託はなぜやめた方がいいのか
投資信託を辞めた方がいい理由は主に3つあります。
- 手数料が高い
- テーマが多く分かりづらい
- 銀行や証券会社から紹介される
1つずつ紹介します!
1.手数料が高い
投資信託の中には手数料が高い商品もあります。投資信託の手数料には以下のような項目があります。
- 販売手数料
→投資信託を購入する旅にかかる手数料 - 信託財産留保額
→投資信託を解約した際に発生する手数料 - 信託報酬(運用管理費用)
→投資運用会社に支払われる手数料
この手数料が運用会社や商品によって大きく異なります。 「手数料ばかり取られる!投資信託はやめておけ!」となる可能性があります。
例えば、販売会社の中には販売手数料のかからない投資信託(ノーロード商品)を取り扱っている会社もあります。
またアクティブファンドかインデックスファンドかによっても、手数料は大きく異なるため注意が必要です。
インデックスファンド
日経平均株価やダウ平均株価など代表される上場企業の株価全体の値動きを表す指標と連動した投資信託。
アクティブファンド
運用のプロにより、特定の指数を上回る高いリターンを目指した投資信託。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
方針 | インデックスに連動する | 高いリターンを目指す |
手数料 | 安い | 高い |
特徴 | ・市場全体への投資 ・安定したリターン | ・テーマ/商品がいくつもある ・プロのスキルが運用成績に左右される |
アクティブファンドとインデックスファンドによる手数料は以下の違いがあります。
S&P500 | ひふみプラス | |
販売手数料 | なし | なし |
信託財産留保額 | 0% | 0% |
信託報酬 | 0.0938% | 1.078% |
※インデックスファンドは「S&P500」、アクティブファンドは「ひふみプラス」です。
ちなみに三井住友銀行で紹介されていたファンドの手数料は以下になります。
- 販売手数料:3.3%(1億円未満)
- 信託報酬:年1.903%
- 信託財産留保額:0.3%
ファンドによって手数料ってこんなに違うの!?
その通り!年利益より手数料が大きくなる場合もあるので、投資信託はよく考えて選ぶ必要があります。
2.テーマが多く分かりづらい
投資信託の商品には種類が多く、どれを選べばよいか迷ってしまいます。 そのため、これから投資信託を始める人にとっては挫折の原因にもなりかねません。
投資信託の種類を大雑把ですが分けてみました。
- 国内株式型
- 海外株式型
- 国内債券型
- 海外債券型
- テーマ型
- 不動産投資信託
- インデックス型
- アクティブ型
テーマ型投資信託には例えば以下のようなものがあります。
- カーボンニュートラル
- AI(人工知能)
- DX(デジタルトランスフォーメーション)
- 自動運転
- ヘルスケア
- 旅行
- サイバーセキュリティ
よ、横文字が多い…
いわゆる「テーマ型投資信託」と呼ばれるものです。
テーマ型投資信託はアクティブファンドであることが多いため、手数料が高くなりがちです。
3.銀行や証券会社から紹介される
銀行や証券会社とやり取りをすると投資信託を紹介されることがあります。 それこそ資産相続のタイミングや大きな現金を口座に預ける際に…
この機会に資産運用を始めてみませんか?
銀行や証券会社ならお金のプロだし、「儲かる」投資信託を教えてくれるんじゃ…
甘い!彼らは商売人です。良い商品を紹介してくれる可能性もあります。 手数料が高い投資信託を紹介され、流れるままに購入することはストップ!
例えば、銀行から紹介された投資信託を100万円分購入した場合。 ※銀行には申し訳ないですが、最悪の場合のシミュレーションしてみます。
- 販売手数料:3%→購入時3万円引かれる
- 年信託報酬:2%→年最低2万円引かれる
- 合計:5万円
結果的に95万円からのスタートになります。この手数料は銀行、証券会社に持っていかれます。彼らもビジネスなので手数料で儲けているのです。
銀行や証券会社から投資信託を購入するな!とは言いませんが、購入するときは「よく調べて」購入しましょう。
投資信託の重要ポイント
投資信託をやめた方がいい理由は分かりました!
じゃあ投資信託って買っちゃダメなの?
投資信託は以下の4つのポイントが重要です。
- 選び方:インデックスファンドを選ぶ
- 投資方法:ドルコスト平均法を選択する
- 購入場所:ネット証券で購入する
- おすすめは2つの銘柄のみ
投資信託は「選び方」が重要
投資信託は「インデックスファンド」を選びましょう。 最初に紹介した通り、アクティブファンドよりも手数料が安く、初心者でも購入しやすい投資信託です。
- 日経平均株価やS&P500などの株価指数に連動する
- 連動型のため短期間で大きなリターンは得にくい
- 手数料が安い
連動するってどういう意味?
例えば、以下は日経平均株価のチャートです。
このチャートとほぼ同じ形で株価も連動していくという意味です。
投資信託は「投資方法」が重要
「株式投資」の鉄則って何だと思いますか?
安い時に買って、高い時に売る!
その通り!しかし投資初心者にとってはそのタイミングの見極めは非常に難しいです。 そのため「ドルコスト平均法」で投資をしましょう!
毎週、毎月決まった期間を決め、定期的に一定額を購入し続ける投資方法。 長期投資で真価を発揮します。
決まった期間に一定金額を投資するこの手法を取り入れることによって
- 価格が高い時は少なく購入
- 価格が安い時は多く購入
することができます。
ドルコスト平均法のイメージ
金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」より引用
投資方法は一括投資ではなく分散投資のため「ドルコスト平均法」がオススメです。
投資信託は「購入場所」が重要
よ~し!投資信託のことはよく理解できたし、証券会社に行って相談すればいいのかな?
投資信託は「ネット証券」で購入しましょう!
- 手数料が安く済む
- つみたてNISA口座を開設するのも楽
- クレジットカードを使って自動積み立てが可能
- 売買ツールが充実している
- 営業担当者に気を遣うことがない
つみたてNISAとは
年間40万円、最長20年間投資で得た利益が非課税で運用可能。
(通常は売却時20.315%の税率がかかります)
とにかく1にも2にも「手数料が安い」が大切です。ネット証券は覚えてしまえば、操作も楽で簡単です。
ネットが苦手でもネット証券で購入することをオススメします。
おすすめは2つの銘柄のみ
ネット証券でインデックス投資買えばいいことは分かりました!
でも、何の銘柄買えばいいの~!?
私は「全世界株式インデックスファンド」か「S&P500」をオススメします。
現時点ではどちらも米国株が含まれており、米国株を中心とした投資信託となっています。例えば、S&P500のチャートは以下のようになっています。
GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)のような世界を牽引している企業が台頭してからアメリカが急成長していることが伺えます。
おすすめネット証券
ネット証券を開設するなら口座開設数No1の「SBI証券」がオススメです。
私もSBI証券を使っています。
- 口座開設数第1位
- 取引手数料が安い
- 取り扱い商品が業界最大の約2700本(2022年2月21日時点)
- 手数料無料の投資信託あり
まとめ
投資信託をやらない方がいい理由とその対策をまとめました。
- 手数料が高い
- テーマが多く分かりづらい
- 銀行や証券会社から紹介される
- 選び方:インデックスファンドを選ぶ
- 投資方法:ドルコスト平均法を選択する
- 購入場所:ネット証券で購入する
- おすすめは2つの銘柄のみ
投資信託をしっかり勉強して長期間の資産運用を目指しましょう!